「日本茶の種類について②」　　　　ほうじ茶の通販ならつぼ市製茶本舗

2019/02/01: 　株式会社つぼ市製茶本舗の谷本と申します。今回も引き続きお茶の種類について説明させて頂きます。
　次にご紹介したいのが玉露です。一番茶の新芽が伸びだした頃より20日前後、日光を遮った茶園で栽培した生葉を煎茶と同じ製造工程で仕上げたお茶です。
　日光を遮ることによりお茶の葉に化学変化が起きて旨みが際立ち、苦渋みが少ないお茶になります。また日光を遮ることによりお茶の葉から醸し出される独特の香り「覆い香」が特長です。青海苔のような磯の香りとよく表現されます。
　次にかぶせ茶について説明します。こちらは玉露と似ており、一番茶の摘採前7日前後から茶園を覆って栽培した生葉を煎茶と同じ製造工程で仕上げたお茶です。玉露と普通煎茶の中間的存在、といえば分かりやすいでしょうか。
　玉露もかぶせ茶も覆いをすることでお茶の葉が従来よりも濃緑色になります。覆いをするお茶を製造するのは京都府や福岡県の八女が有名ですが、近年鹿児島県や三重県なども覆いをして旨みが際立つような作り方をする県が増えています。
　今回はここまでです。次回もお茶の説明が続きます。

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